2014年12月15日月曜日

「にじ屋」取材記



こんにちは!

先日、埼玉大学から徒歩10分のところにある、
「巨大倉庫型リサイクル品の店 にじ屋」に行ってきました。

「にじ屋」では、地域の方から商品を寄付してもらい、それを売っているリサイクルショップです。
先日私も買い物に行ってみました!CDや食器、衣類などがものすごく安い!
開店してまだ時間も間もなかったのですが、お客さんも多く、活気にあふれている店内でした。
友人の話によると、売られているものの中に、
オークションで高値取引されているようなレア商品が
信じられないような低価格で販売されていたとか・・・

交流ひろばにも「にじ屋」の機関紙を置いてあり、
障がいを持っている方が働いている、というところに興味を持ったので、
今回、取材をさせていただくことになりました!



スタッフの方にいろいろとお話を伺いました。

「にじ屋」は埼玉大学のボランティアで立ち上げられた「虹の会」が、
別所沼公園などの前で行っていたバザーが発展して、できていきました。
その「虹の会」の母体となっている、「障害者生活ネットワーク うらわ」が、運営を行っています。
「どんなに障害が重くても地域で暮らすのがあたりまえ」という言葉をもとに、
障がいのある方がたくさん働いています。

障がいを持っているとはいえ、接客などで気を付けるところは、
やはり「いらっしゃいませ」と言うなど、基本的でありながら、
気持ちのいい買い物の環境を作ること。
このような、店員さんの教育なども、他のお店と、何ら変わらないのだそうです。
笑顔が絶えない明るい雰囲気は、このように培われました。



店内には、「試着室」「セール中」などの、手書きの看板がたくさんあります。
中には「にじ屋で一番高い食器」など、他の店では見かけないものも。
それを一つ一つ作っているスタッフの井上さんに、作っている様子を見学させていただきました。
さまざまな絵の具を用いて、大きな紙に書いたり…
その時その時で、必要に応じた看板を作っているそうです。
また、紙や看板を置く場所のサイズが合わないこともあるそうで、
これが看板作りの上で大変なことだとおっしゃっていました。


また、作品展など、イベントもたくさん行われ、その時も多くのお客さんが来るそうです。
イベントの時以外も、これまで、地域内外の方々約9000人もの方から、商品の寄付を受け、
現在は1週間で60人程、寄付に来るそうです。
私も買い物に行ったとき、地域の方にも愛されている印象を受けました。
お店の空気もそうですが、大事なものは、障がいの有無を越えていくということを
強く実感しました。

現在、「にじ屋」ではスタッフ募集中だそうです。
埼玉大の学生でも、興味のある方はぜひぜひ、いらしてください!とのことでした。


さいだい交流ひろばでは、虹の会が発行している機関紙を置いています。
他にも、「にじ屋」で開かれるイベントのチラシ・お知らせの配布や
ボランティアやスタッフアルバイトも、ひろばから紹介できます。
そちらに興味のある方も、ぜひいらしてください。


さっそく、ひとつ紹介です!
12月20日15時から、にじ屋にて
地域交流学習イベント 人間ROCK第四回「『知的障害者』ふたたび・・・」
が開催されます。そちらの方もぜひ!

また、今回、取材に答えていただいたのは、スタッフの、こんさん、井上さん、内藤さん。
他のスタッフの方々にも大変良くしていただきました。
急な取材ということになってしまい、さらに、お忙しい中ご協力いただき、
本当にありがとうございました!




巨大倉庫型リサイクル品の店 にじ屋
 さいたま市桜区道場2-15-26
 水曜~日曜 10:30~18:00 営業